スギダラ家の人々とは・・・
このスギダラ家では全国で行われる杉に関するイベントや活動を写真付きでお知らせしていきます。
このページの管理運営は日本全国スギダラケ倶楽部 本部事務局であるパワープレイス(株) リレーションデザインセンターが行っています。 ご意見、ご感想はスギダラホームページのBBSへお願いいたします。 www.sugidara.jp カテゴリ
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去る7月21日、会員の皆様には事前に何のご案内もしないまま、強行して行って参りました。西川杉を巡る旅に・・・
埼玉県飯能市、日高市近辺はスギダラ本部から最も近い杉産地のひとつであり、その辺りの杉材は西川材という名で、杉の世界ではまあ有名ですよね。 西川というのは土地の名前では無く、江戸から見て西の方角に当たり、ここから江戸へ木材を入間川や高麗川等の支流を含む荒川づたいに搬送していたことから付いた名前とのことでした。 南雲さんが教えるICS(インテリアの専門学校)の学生たちが課題のための研究でこの地を既に訪問しており、その時にお世話になったフォレスト西川さんに再度お邪魔することになりました。ホントはICSの授業の一環として全生徒を引き連れてってことで企画しようとしてたのですが、いろいろと事情もあり、希望者のみで行くことになりました。 南雲、千代田の本部メンバーと南雲事務所3名、ウチダラ洋行チーム3名、ICSチーム9名、拓殖大チーム2名+フリーのスギダラ会員オダラさんとダライナナさんの合計21名が集いました。 川越高等技術専門校飯能分校訪問記 今回はフォレスト西川さんの他、埼玉県の職業訓練校で木材加工と木材工芸を専門とする川越高等技術専門校飯能分校にもお邪魔して見学させていただきました。 まずはそちらの訪問記から・・・ ![]() 案内してくれた同校の指導員の戸引さん(写真中央) 何と今回のツアーに参加したICSの中島君(だっけ?)がここの卒業生だったんです! 埼玉県には伝統的な木材加工技術を持った家具工房が多数存在しており、その中には飯能分校出身で独立起業した人も結構いるそうで、その皆さんが中心となって様々な木工関係のイベントを行っているとのことでした。 ![]() 教室での実習風景。 半年コース、1年コースがあり最初の数週間は鉋の使い方をひたすら身に付けることに終始するそうです。 ![]() どれだけ薄く均一に削れるか競い合ってます。 ![]() 入学するとこのような工具一式が貸与されます。写真の左手に写っているのはカバやラワンのムク材でできた木工台です。この工具箱と台がとてもいい味出しています。まさにプロのための道具を使って匠の技を身に付けてゆくわけです。 ![]() できあがった作品群。ここでは何を作るか?ということでは無く、どうやって作るか?を徹底的に学びます。ちょっとした意匠の違いがどれだけの手間と技術を要するかわかってくるのだと思います。その過程を見てゆくとデザイナーは安易にデザインする訳には行かないなー、と思うのではなですかね。 ![]() 木工、とりわけ家具の加工技術を身に付ける学校なので、使用する材料はタモやシオジといった広葉樹が中心ですが、実習では主に外材の針葉樹(スプルース)を使っていました。そんな中、地元の杉材(間伐材)を使ったベンチもありました。屋外に置かれて8年ほど経つそうですが、何とか持ちこたえていました。 埼玉の西部地域で起業している人が年々増えていると言う。これはこの飯能分校での技術育成の成果も大きいのだと思う。地元にある良質の材料と伝統的な工芸技術を継承して地域の性格をうまく打ち出せているのではないか・・・ 真摯なまなざしで熱く語ってくれた戸引さんのお話を聞いて、そう感じました。 スギダラでもこういった木を上手に使える木工家の人々、そういった技能者の育成に取り組む戸引さんのような方々ともどんどん繋げてゆかねばなりませんね。 フォレスト西川訪問記 さて、川越高等技術専門校飯能分校を後にしたスギダラ一行は次の訪問地のフォレスト西川さんに向かいました。 フォレスト西川さんは地場で木材加工業や建設業を営んでいる会社による共同組合で、西川材を中心にした国産材のプレカット加工を行っている所です。 また、家具・キッチン・ドア・木製サッシの製作や、木に関する研究開発も行っています。 前回、ICS軍団で訪問した時と同じく、浅見さんというイケメンの方が案内してくれました。 ![]() プレカットの加工工場の内部。材料は殆どが杉で自ら製造販売するだけでなく、外部からの持ち込みの材の加工も引き受けているとのことでした。 フォレスト西川では間柱や造作材のプレカットの他、集成材の生産、家具製品の完成体の生産、防腐・防虫加工等幅広く事業展開されています。共同組合と言うよりは、地場のベンチャー企業って感じです。大型の防腐剤の注入設備も装備されていました。 ![]() 学校の教室に設置する掃除道具入れの完成体です。 この他、生徒の荷物入れや教材用のキャビネット等 15教室分を全て杉材の家具として受注されてました。 ![]() 事務所の建物は住宅のモデルハウスになっていて、設置されている家具も全て杉でできており、現在杉のイス作りの課題に取り組んでいるICSのメンバーは目の色を変えて見入っていました。 フォレスト西川さんでICSの学生の実物製作もサポートしてくれることになり、ボクなんかはとても楽しみなんですが、さて、肝心の学生諸君のデザインの方は大丈夫かな? 乞うご期待と言うところで・・・ 最後に事務所の会議室で浅見さんからフォレスト西川の杉への取り組みを伺いました。 話の中で、ここ数年「西川材フェア」という展示即売や木工教室など西川材の普及を目指したイベントをやっていることを伺いました。 それを聞いたスギダラ本部長は、そのイベントをさらに盛り上げてゆくためにスギダラ倶楽部も参加させてもらうよう提案! KATARI BARを持ち込んで乱入?することをその場で決定いたしました。(笑) 浅見さんは、西川材は吉野や秋田ほどメジャーなブランドを持っていないが・・・と言いつつも自分たちが取り組んでいる西川材の普及のための活動には自信満々で、熱く語ってくれました。 スギダラツアーでは必ずこういったスゴイ人との出会いがあるんですよね。この時点で大盛り上がりしたのは言うまでもありませんが、そこを後にした一行はようやく今回のツアータイトルにもあったバンガローに向かうことにしました。もちろん、浅見さんも来てもらうようお誘いしました。 バンガローでガンバロー! 荒川支流の入間川沿いのバンガローが今日の最終目的地。産地や地場産業の見学だけでは物足りないとばかり、21名のツアー参加者の内、18名もの無法者たち?がバンガローに集結。タイトル通り朝まで杉絆(すぎな)を深めました。 ![]() まずは腹ごしらえから・・・移動の途中で買出ししてバーベキュー大会をやりました。 しばらくすると・・・何とHappiのデザイナー寺田さんがウチダラ洋行での仕事を終えた後、バイクで駆けつけてくれました。「いやー、メチャメチャ遠いですねー。こんなに遠いって知ってたら来なかった!」などと言ってましたが、スギダラな盛り上がりを存分に楽しんでくれていたようです。もちろん、いつものお約束で全員の自己紹介大会もやりました。 ![]() さらに先ほど訪問したフォレスト西川の浅見さんも合流して豪遊・・・いや、見学の時にはできなかった熱いスギダラ談義を交わしました。いつも思うんですが、杉の話は尽きないもんですね。寺田さんと浅見さんの乱入?でボルテージは最高潮に! 試しにその場に集った皆さんに、「この中でスギダラ会員の人?」と聞くと、何と寺田さん、浅見さんの他は、まだ登録していなだけの予備軍メンバーが2人いるだけで全て会員の集まりでした。(笑) 寺田さんも浅見さんもきっと登録してくれると思います。 ![]() ゲストの浅見さん、寺田さんをお見送りした後は、朝までガンバロー大会です。以前高千穂の秋元ツアーで仕入れた宴会ネタのアヒルのダンスをみんなで踊りました。千代田が秋元の淳志さんに送ってもらった音楽の入ったMDを忘れてきたため、一部歌詞がわからないところがあったんですが、勝手にでっち上げてみんなに踊ってもらいました。秋元の皆さんに見られたらお叱りを受けそうな踊りでしたが、やはり大盛り上がりしました。やはりこのネタは使えますね! ![]() で、結局朝まで貫徹で頑張ったのはこの5名(拓大2名、ICS2名、南雲事務所1名)でした。今回は拓大の女性2名の活躍が光りました! 南雲本部長に無理やり?やらされた寸劇もバツグンでした。ICSの野郎ども、負けちゃおれんぞ! ![]() 朝方になってダウンしてしまった面々。 それでもみんなガンバリました! みんな疲れてたので最後に全員での記念撮影もすることなく、バンガローを後にしました。もちろんみんな仕事に行くのです! 何にしても今回も大騒ぎのスギダラツアーでした。風邪ひいて来れなかった本部の杉若丸さん、ホント残念でした。悔し涙を飲んでいることでしょう! わざわざ遠くまで乱入しに来てくれた寺田さん、ありがとう! 強引にお誘いしたにも関わらず差し入れまで持って来てくれた浅見さん、ありがとうございました。 この輪を益々広げてゆくためにさらに「ガンバルゾー!」 「おーーー!」
by sugidarake
| 2005-07-24 00:45
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