スギダラ家の人々とは・・・
このスギダラ家では全国で行われる杉に関するイベントや活動を写真付きでお知らせしていきます。
このページの管理運営は日本全国スギダラケ倶楽部 本部事務局であるパワープレイス(株) リレーションデザインセンターが行っています。 ご意見、ご感想はスギダラホームページのBBSへお願いいたします。 www.sugidara.jp カテゴリ
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事後報告でごめんなさい。
実は6月2日から4日まで内田洋行が共催で開催していたNew Education EXPOという教育関連のセミナーと企業展示を主にしたイベントがありまして、そこで我々セミナーをやってまいりました。 ![]() タイトルは「地域のまちづくりを子どもたちと考える」ということで、富高小における課外授業を題材にまちづくり、ものづくり、ひとづくりのお話をさせていただきました。 このセミナーの話、2週間ちょっと前に内田洋行の教育事業部の事業部長に言い渡され、スギダラの展示をさせてもらうことを条件に引き受けたんですが、できるだけあの課外授業の臨場感を伝えるために、南雲さんと和田さんにも加わってもらいました。「移動式夢軍団」と称し、派手におしゃべりしてそれぞれが役割を持って臨みました。 ドリームナビゲーター 若杉さんが全体の司会進行を・・・ ドリームプレーヤー1 千代田は授業の概要 ドリームプレーヤー2 和田さんは日向市のこととなぜこのような課外授業をやったのか? ドリームプレーヤー3 南雲さんは杉のこと、地域と行政と企業のいい関係について といった感じでそれぞれが熱を込めて語りました。 ドリームナビゲーターの若杉さんは自ら楽しい雰囲気づくりとそれぞれの話をうまーく繋げていってくれました。自分で「ドリームナビゲーターの・・・」と自己紹介するのはとても恥ずかしかったと思いますが、そのおかげで冒頭からちょっと笑いも取れました。 実はこの会場の雰囲気作りがとても重要なんですよね。話す方だけでなく聞いてくれる人々もリラックスしてもらわないと・・・見事なナビでした! 次に千代田が課外授業で何をやったのか、生き生きとした子どもたち、大人たちの表情がたっぷり詰まった写真を中心に見ていただきました。楽しい雰囲気とボク自身も楽しんで取り組めたことは伝えられたのではないかと思います。 それから和田さんにたすきを渡し、市や県、学校、企業といったそれぞれの枠組みをはみ出して達成できたことを語っていただきました。和田さんがこの課外授業を成功させるためにやってきた努力に聞いている人たちも感動していたことと思います。ボクも誠実に静かに語る和田さんの話を聞いてジーンとしました。 ![]() そして最後に南雲さんから、この授業を通してわかったこと、これからの社会のこと、人と地域と、自治体、企業の良い関係について、杉とデザインのことと絡めてお話いただきました。いつも南雲さんとの会話の中で話してることが中心なんですが、まとめて聞くと壇上に立って一緒にやってるボクまで感動しました。んーーー、ビデオ撮っておいて皆さんに見せられるようにしとけば良かった!!!(残念) ![]() 南雲さんが話してくれた内容のメモを掲載します。是非、熟読してください。 *** ![]() デザインがめざすもの - まちづくり、ものづくり、人づくり 杉とゆく懐かしい未来 -日向市立ふれあい富高小学校課外授業「移動式夢空間」を通して感じたこと- by スギダラ軍団 杉のこと... ずっと昔から日本人は、杉とともに美しい国土で、自然な生活を営み、 自分たちの文化を創ってきた。 バブル以後経済と社会のゆがみの中で、杉の存在も埋没してしまい、あたかも悪しきものの代名詞のようになっている。 杉のおかれた問題をきちんと考え、その未来を考える時、そこに最も大切な日本人の本質的なの姿が見えてくるような気がしてならない。 杉とどう上手くつきあっていけるか? これは日本人の未来の問題を含んでいる。 まちづくりのこと まちづくりは10年を単位としたスパンの長いプロジェクトである。小学六年生が10年後には22歳になる。小学生の時からから自分たちのまちを考え、その可能性を論じたり、アイディアを提案し、まちづくりに積極的に参加していくことは実は特別なことではなく、社会的にはごく当たり前なことである。 そこで学ぶ内容は社会、国語、工作、道徳、音楽など非常に幅の広い学習がセットで必要になってくる。まさに総合学習や個性的な人格形成には欠かせないな題材であるし、それが実際現実の未来へと繋がっていくリアリティーを持つこと地に足のついた議論が可能になってくる。 人と人の繋がり まちづくりとリンクすることで、行政と民間、県と市、大人と子供、そして学校、また製造関係者、山林関係者、デザイナーや企業、専門を超えた人間のつながりが必然的に必要になってくる。つまり枠を超えたチームとしての総合力が不可欠である。そこでは子供も大人も協調性を持って力を合わせ、夢やアイディアを語るため、責任を伴った個性的な能力も同時に育ってくる。それは子供のためというより、実は大人にとっても、日常の生活で欠かせない行動のひとつとではなかっただろうか。 ものづくりの重要性 まちづくりには元気なものづくりの場が必要である。ものづくりの現場や、その背景を体験することで、好奇心や向上心また次へのヒントが生まれるからである。しかし、なかなかそういうチャンスが少なくなってきた。いや、必要としない風潮になってきている。 地場の素材と地場の技術の活用することで、人や技術の良いサイクルが生まれ、地域の活性化と誇りが生まれる。そこで初めて地域のオリジナリティー、アイディンティティー、文化が生まれるはずである。 新しいけど懐かしいデザイン 忘れかけた気持ちの良い空間、ほっとする空気、楽しく幸せな人びとの表情。記憶に残っていく風景や想い出。そしてもっとも大事な人と人の信頼関係。まちや人が自然に歳をとり、時とともに味わいの増すことのすばらしさ。今、実はそんなあたりまえの基本を大人も子供も、もう一度取り戻すための手法に我々はデザインの可能性を感じ、そのための努力を惜しまない。 ![]() *** 実は急な話だったので、思ったほど集客できなかったんですが、それでもふかーい感銘を受けたと言って、セミナー終了後に数人の方が訪ねてきてくれました。 みなさん、僕らがやってるスギダラの活動に共感してくれて、自分たちのネットワークと繋いでゆく支援をしたいと言っていただけました。中でもあまりに感動した浦安市の職員の方は和田さんが制作した授業のDVDが是非欲しいと言ってくれて、その方が感動した話を聞いた若杉さんはその感動の仕方に涙しそうになってました。 横浜国大の先生は自分の同僚にも伝えたいとのことでもう1部、授業の成果報告書が欲しいと言ってくれました。 こうやって、リアルな場でまじめに伝えてゆくと仲間になってくれる方がホント増えてゆきます。我々の夢はまだまだ続いています。 共に歩んで行きましょう!!! それと展示の方もご報告しておきますと、要はスギダラプトダクトの展示をやったわけです。今回は宮崎県木材青壮年会連合会主催の「杉コレクション2005」のテーマである「一坪の杉空間」のモデルとなるプロトタイプの展示を中心に、新作の杉ファニチャーを数点展示しました。 ![]() これが1坪×2ユニットの杉パオです。杉王さまの基本デザインを若・千代で形にしてみたのですが、杉材の連結方法にもうひと工夫いりそうです。happiの展示会で出品した杉王さまのKATARI BARと同様、今回も宮崎県の川上木材さんにお願いして材料を調達しました。ふしがない素晴らしい材料でとても綺麗な空間が創れました。 杉平テーブルのそばに置いているのが杉若丸作のスツール「タコスギ」です。 ![]() KATARI BARのそばに置いてあるのは、「イカスギ」 イカスでしょ?(笑) これらのファニチャー、早速導入を検討したいと言う大学や個人の家に欲しいという方も何名かいらっしゃいました。 そんなこんなで、盛況とは言えませんでしたが、仲間になっていただけそうな方も結構いましたし、かなり収穫のあったイベントだったと思います。 そしてさらにスギダラは突っ走る!
by sugidarake
| 2005-06-05 22:56
| 内田洋行
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