スギダラ家の人々とは・・・
このスギダラ家では全国で行われる杉に関するイベントや活動を写真付きでお知らせしていきます。
このページの管理運営は日本全国スギダラケ倶楽部 本部事務局であるパワープレイス(株) リレーションデザインセンターが行っています。 ご意見、ご感想はスギダラホームページのBBSへお願いいたします。 www.sugidara.jp カテゴリ
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去る3月18日、3月19日で奈良県吉野を訪れました。
吉野は桜の名所として有名ですが、素晴らしい杉の産地でもあります。日向の活動の中行われた、日向木の芽会による杉コレクション ステーションファニチャーコンペを通して知り合った狩野新さん(杉コレクショングランプリ受賞者)が吉野杉と関わりを持って仕事をされているところから広がった杉ネットワーク。 実際にこのツアーが実現したのは狩野さんをはじめ、今回の案内を引き受けてくださった吉野中央木材株式会社様のおかげであります。ありがとうございました。 会員の皆様にはネットの中だけでなく、実際の現場でも素晴らしい盛り上がりを見せている我等スギダラ倶楽部の活動を知っていただきたいと思います。 まずは今回の参加者のみなさんです。 ![]() 前列から・・・寝っころがってるのが私、千代田(本部)。 2列目右から、長町さん(No.2)、上北さん(吉野中央木材、今回の案内役)、狩野さん(N0.43)、若杉さん(本部)、南雲さん(本部)、内田さん(No.1)、増田さん(No.8)、石橋さん(吉野中央木材社長)、吉武先生(No.74)。 3列目立ってる人、右から、和田さん(No.79)、出口先生(No.73)、梶谷さん(No.64)、中尾さん(本部)、辻さん(No.48)、山本さん(No.44)、鬼頭さん(No.75)、高橋さん(No.69)・・・ これだけのスギダラな人々が集まりました。 面白いのは、今回初めて同士の人もたくさんいらっしゃるのに、何かずーっと前から一緒に活動してるみたいに交流できました。これも杉が持つ魅力のひとつかもしれません。 それでは今回のツアーをダイジェストでお送りします。 3月18日、12:20ごろ、吉野神宮駅に集合。千代田、中尾は無謀にも東京から車で・・・ 朝6:00に東名に乗り、余裕かと思えば途中工事渋滞に遭遇し、ちょっと遅刻。 まあ何とか無事、全員集合して自己紹介もろくにせずツアー開始。 最初に訪れたのは黒滝ダム。 ![]() かなりの調査と年月をかけてつくられたこのダム、周辺地盤のひび割れ等の理由で貯水されていません。なので、ダムの構造がよくわかります。中には土砂崩れで崩壊の危機に瀕した家屋も・・・その話を聞いてその後、閉鎖された村を見に行きました。(下写真) ![]() ここだけでなく、こういった問題は各地で起こっているのでしょうね。森林と密接に関わりのあるダム。我々スギダラ倶楽部にも関係の深い問題だと思います。 次に200年杉を見学に・・・ ![]() 後ろに写ってるのが約200年生の杉。以前、宮崎県の南郷村に見にいった飫肥杉の100年生と比べると同等かちょっと小ぶりな感じです。それだけ密だということですね。 杉山は手入れが行き届いていてとても綺麗でした。 次は木材市場を見学。 ![]() ![]() ご覧のように吉野材の特徴である芯の偏りが無く真ん丸な杉。写真に写っているのはかなりいい材料。ふしの無い綺麗な角材、板材が取れます。ほぼ同じように見える材料でも大きさ、密度や色によって単価は様々だそうです。 案内の上北さんの車に乗り込んだ杉王南雲さんが道中車内で色々な話を聞き、是非見に行きたいと、予定に無い樽丸屋さんにお邪魔しました。 ![]() 突然の来訪にも親切に樽丸の生産工程を見せていただきました。おまけに南雲さんは仕上げの工程を体験。断面が扇形になった材を特殊な弓状になったナイフ?で削ってゆく。正にプロの道具!その切れ味は抜群だったとか・・・ 最後に吉野中央木材さんと近くの吉野材センター(問屋)を見学。 ![]() ![]() 吉野中央木材さんでは柱材、造作材だけでなく、完成品のフローリング材も生産している。 そのためのモルダーや檜材に関しては人工乾燥の装備もある。この業界もいろいろと設備投資しないと生き残って行けないということだろう。 ![]() 吉野材センターでは杉と檜の製品がずらっと並んでいた。 その多くが柱や造作材で杉は赤太と白太が目で見てわかるように分けて並んでいる。 白太の材なんかは檜と見比べてもどっちがどっちやら分からない感じ。 5年から10年ほど前は赤太の造作材が飛ぶように売れたらしいが、今はあまり流行ってないとか・・・どの材を見てもふしの無い見事な材料だ。卸の価格を見てもビックリするような値段。もちろん安いんです! 一時の半値以下になってるとか。このふし無しの赤太で杉ダラテーブル作ったら今までのものと全く違った印象になるに違いない!と私は使ってみたい衝動にかられました。「イケルぜ!吉野杉!」 ![]() 1日目の最後は宿泊先のの竹林院群芳園からすぐ近くの金峯山寺蔵王堂の見学に・・・ 国宝に指定されていて、桧皮葺のふるーーい(元々は奈良時代かな)建物です。中には金剛蔵王大権現というご本尊がお祀りされており、訪問した時は拝むことができませんでした。 諦めきれない我がスギダラ倶楽部の女性陣は翌朝、再度見学に行くことになります。 その後、宿に落ち着き宴会が始まるまでに皆さんお風呂に入り、一日の疲れを癒しました。 露天風呂になっており、桜の季節であればとても素晴らしい眺めを楽しみながら入れるんだと思います。でも、桜の時期には1年くらい前から予約とておかないとダメだそうです。 で、冒頭で写真掲載したように今回の参加メンバー全員で親睦会を行いました。その時の風景は写真に納めておらんのですが、予定の時間をかなり超過して盛り上がりました。 何せ、自己紹介だけで3時間もかけて、それで終わったのですから・・・(笑) 普通、人の話ばかり聞いてるとダラダラしてしまうもんですが、スギダラな人々の話は皆さん面白く、それぞれの杉に対する思いを聞いていると益々結束が強まってゆくのです。 高橋さんは自作のメッセージカードを配ってくれたり、梶谷さんは自分の活動の概要をペーパーで人数分用意して配ってくれたり、鬼頭さんも自分の作品をファイルにまとめてきたり・・・私のリクエストにきっちり応えてくれました。 ホントはこの場をセットしていただいた吉野中央木材の上北さんには予定していただいた式次第があったんだと思います。別にそれを無視したわけではないのですが、盛り上がり始めると止め処が無いのがスギダラ軍団。勝手ばかりやって申し訳ありませんでした。この場を借りましてお詫び申し上げます。 大宴会の後は部屋に戻って、スギダラ談義を夜遅くまでやりました。その冒頭にわだ杉製作の日向での課外授業のダイジェストビデオを鑑賞。始めて見る人も感動して、思わず涙ぐんでいる人もいました。 それから吉武先生はご自身の活動をプレゼンするためにパソコンのみならず、投影用の液晶プロジェクターまで持参してくれました。高千穂で行っているワークショップのお話、とても素晴らしかったです。是非、参加してみたいと思いました。 幹事の狩野さんは今作っている製品のサンプルを持ってきてくれたり、増田さんは南雲さんのリクエストに応え、沖縄三味線-三線(さんしん)持参で、歌を披露してくれたり、吉野の夜はほろよい気分に包まれました。 ![]() ということで、吉野杉ダラツアーの本コースを終了し、オプションツアーに出かけてゆきました。
by sugidarake
| 2005-03-21 22:10
| スギ産地
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